2005年政府交渉しました('05/8/3)

[しんぶん赤旗、2005/8/5付け]

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関空、介護など33項目

阪南  党議員・候補が政府交渉

 日本共産党阪南地区委員会と同地区内の議員・候補は三日、阪南地域六市四町の切実な住民要求や自治体からの要望をまとめて政府各省庁と交渉しました。要望は、国土交通、農林水産、総務、厚生労働、文部科学、内閣、財務の各省に向けた三十三項目。

 国土交通省では、関西空港に関連し、夜間の騒音を調査すること、当初の約束通り平和利用に徹するよう求めました。JRの安全問題では阪和線和泉鳥取駅でホームと電車の間に二十八センチのすき間があり、安全対策を講じるよう要求。第二阪和国道の延伸では「協力をいただき早期に実現したい」との回答も。

 厚生労働省では、介護保険施設の多い自治体で保険料負担が大きくなる問題をとりあげ、改善を迫りました。深刻になっている自治体病院の医師不足については総務省にも併せて要求。「総務省・文科省・厚労省で三者会議をしている」との回答がありました。

 泉州南部地域は「特定粉じん(アスベスト)発生施設」が集中しているため全面的な実態調査と救済・救援を求めました。

 文部科学省では、「義務教育施設の耐震診断と補強対策に待別の支援強化」を求めました。補助率が引き上げられても自治体の財政事情で改善が進まない状況に、国として「これ以上の負担は困難」との姿勢でした。

 大塚やすき衆院大阪18区、わけ豊同!9区候補、田村洋子党岸和田市府政対策委員長、阪南地域各市町の議員が参加。小林みえこ参院議員、宮本たけし前参院議員が同席しました。