阪南に「九条の会」 結成総会に280人
岸和田市長が賛同者 貝塚市長は会員に
「九条の会・はんなん」結成総会が五日、岸和田市の浪切ホールで開かれました。高石市以南の阪南地域を対象に結成したもので、二百八十人が参加しました。
総会では、呼びかけ人がこの間の経過報告・申し合わせ事項・役員体制を報告し確認しました。
経過報告の中では、結成準備委員会で、高石市以南の首長に会への参加を呼びかけたところ、岸和田市長・原のぼる氏が賛同者に、貝塚市長・吉道勇氏が会員に参加したことを報告、参加者の大きな拍手が起こりました。
「憲法九条、今こそ旬−−憲法九条の現在的意味と憲法改悪の危険性」と題して、関西大学法学部の吉田栄司教授が記念講演し、「憲法・人権・民主制そして平和は実現しているものでは決してなく、国民一人ひとりが現在、そして将来に向けて実現させていくもの」「今、世界の人々が改めて日本国憲法九条に注目し、見直そうとしている。二十一世紀に九条を世界に輝かせることこそが、日本国民の人類史的意義である」とのべました。
総会終了後、会場から、岸和田駅まで、「戦争はもういやだ」を合唱、ギター演奏しながら、「輝け憲法九条」と書いた風船を手にパレードしました。
参加者からは、「日本国憲法は古いものではなく、日本国民にとっては、人間らしく生きるためには、かけがえのないものだと実感させられました」(法律事務所事務員)などの感想が寄せられました。