<岸和田市職員労働組合発行、「日刊きしわだ」04.11.30付けより>
今こそ輝け日本の平和憲法
「九条の会・きしわだ」学習会に90名以上参加
11月27日、岸和田市産業会館2階研修室において、「九条の会・きしわだ」(準備会)主催の学習会が開催され、予想を越える90名以上が参加し、ロビーにまであふれました。
「今こそ輝け日本の平和憲法」と題して橋本敦弁護士(元参議院議員)が講演を行いました。
最大の口実とされた「大量破壊兵器の存在」が完全崩壊したもとで、イラク戦争の国際的無法が明白となった中で、自衛隊派兵の歴史的暴挙が行われている。
これは重大な憲法蹂躙の先行であるが、憲法改悪で「世界中のどこへでも派兵し、戦争のできる国」へと変えようとする動きがある。
自衛隊発足時の「専守防衛」「海外派兵はしない」との決定にも反する。
アメリカと財界の要求によって今日の改憲論議がすすめられているが、その狙いの本命が憲法「前文」と「九条」廃止・改悪であることを指摘しました。そして、改憲阻止の運動には「平和憲法九条守れ」の多くの国民世論を背景に、草の根からの運動が重要であることが強調されました。
また、非行青少年の更生活動に長年携わってきた保護司の青木信夫氏が、終戦直前に旧満州で「日本軍が住民を置き去りに真っ先に本土に逃げ帰り、多くの人が犠牲となつた」体験を語り、再び日本を戦争をする国にしてはならないと語りました。
最後に「九条の会・きしわだ」の賛同者を千人に広め、市民過半数の署名を集め、4月2日に結成総会を迎えることを確認しました。
また、12月5日に浪切ホールで開催される「九条の会・はんなん」結成総会にも多くの市民を誘って参加することが呼びかけられました。